豊かな自然に育まれたさとうきび。さとうきび酢には普段不足しがちな栄養が豊富に含まれています!
さとうきび酢研究会
HOME
Tpics
■さとうきびの多段階利用と地域振興
 九州沖縄農業試験場 吉元先生の発表
■ヒト腫瘍細胞増殖抑制作用
 三村精男教授の研究
さとうきび酢と他のお酢との比較
さとうきび酢に含まれる豊富な栄養素
さとうきび酢の健康パワー
天然醸造酢と速成醸造酒の違いとは
さとうきび酢の製造方法
お酢嫌いの人にはさとうきび酢エキス末がオススメ
自然発酵ができるのは奄美大島・かけろま島だけ
奄美大島・かけろま島とさとうきび酢の歴史
奄美大島・かけろま島の豊かな自然
奄美大島は長寿の島

リバウンドしないさとうきび酢の効果(甘木市 47才 女性)
肩こり、ひざの痛みを感じなくなった!(小郡市 69才 女性)
便秘解消!花粉症も軽くなりました(兵庫県 40代 女性)
夏バテせず、風邪にもまったく縁がなくなりました(北九州 女性)

さとうきび酢でサッパリ煮豚
簡単 さとうきび酢鶏手羽元の
  サッパリ煮
大活躍!!トマトのマリネ
プラーバシーポリシーについて
さとうきびの多段利用と地域振興

さとうきび機能性ユニット(吉元誠先生・和田浩二先生・広瀬直人先生)

 
はじめに
人口当たり100才以上の長寿者が沖縄より約1.5倍多い奄美大島では黒砂糖の事を薬糖といい、黒糖やさとうきび酢として伝統的な食材と一緒に多用されている。さとうきび機能性ユニットでは、さとうきびの特性を余す所なく活用し、地域振興に寄与する事を目的に、新用途開発について検討してきた。当ユニットにおいては以下の課題を担当した。
1)ケーンセパレーションシステムを利用した新規黒糖やシロップの製造法の確立(琉球大学農学部)
2)機能性解明によるさとうきび酢の需要促進(九州沖縄農業研究センター畑作研究部)
3)さとうきび搾汁液を原料とした発酵飲料の製造(沖縄農業試験場化学部)
プロジェクトを進めるにあたり、環境問題と機能性を活かすという観点からさとうきびの搾汁液をそのまま加工するということをコンセプトにして研究を進めた。

ケーンセパレーションシステムを利用した新規黒糖やシロップの製造法の確立
さとうきびというと砂糖の原料がイメージされる。実際に直接さとうきびを絞った液を濃縮して白糖や黒糖が作られるが、現状では絞りかすなどの廃棄物がでてくる。「砂糖だけでなく、残った部分もうまく利用しよう!」というのが、今回の取り組みである。

●ケーンセパレーションとは
さとうきびを部分ごとに分ける装置が右のケーンセパレーター (ケーンはさとうきび、セパレーターは分けるの意味)である。この装置で糖分を含む部分(内実部)とそれ以外の部分に効率よく分離可能である。ケーンセパレーションシステムの心臓部である。


●新しい砂糖作りに挑戦!!
黒糖は独特の風味や多くのミネラルを含むことで注目されている。ケーンセパレーションシステムでは右の実線の工程により風味のまろやかな砂糖作りをめざしている(点線は黒糖の製造工程)。今回は試作したシラップについて紹介すると、右の写真のように従来の黒糖にくらべると色調も薄く、味もまろやかになる。さらに豊富なミネラルを含む素材を作ることができ、水菓子や和菓子等への利用も期待される。現在は粉末化の検討も行っている。上はケーンセパレーションシステム、下は黒糖の製造行程のミネラルの変化を示す。ミネラルの損失はなく黒糖と同じくらいの量を含むことが明らかである。

機能性解明によるさとうきび酢の需要促進
これまで、昔から沖縄や奄美諸島で製造されてきたさとうきび酢の需要促進の一環として機能性について検討してきた。前述したように、奄美地域の長寿にはさとうきび酢の関与も示唆されている。これまで、抗癌作用、抗酸化能、整腸作用、抗高血圧作用について試験管内および動物実験でのデータを蓄積してきた。
 さとうきび酢は市販の醸造酢に比べて
1)ポリフェノール含有が高い
2)老化や生活習慣病の予防が期待できるラジカル消去能(抗酸化能)が高い。
3)さとうきび酢は発がん物質が遺伝子を傷つけるのを抑制する作用が強い。



4)さとうきび酢は癌細胞の増殖を抑制する作用が有り、そのメカニズムは成分による癌細胞の自殺死(アポトーシス)を誘導していると考えられる。


5)癌細胞の増殖を抑える成分は脂溶性の成分である。
6)さとうきび酢の成分をマウスに投与すると、癌細胞を殺す作用のあるナチュラルキラー細胞が増殖し、癌細胞の増殖が抑えられる。




さとうきび酢の摂取によるマウスのナチュラルキラー活性の増加

サトウキビにはさまざまな利用が・・・!
沖縄県の粟国島(那覇から飛行機で20分、船で2時間)ではこれまでの研究をもとにケーンセパレーションシステム実証プラントが稼働している。さとうきびをケーンセパレーターで分けることにより糖分以外の部分からは外皮、表皮ワックスが、またスクリュープレスで糖液をとったあとから脱水ピス(脱水内実部)が効率的に得られ、それぞれの素材を加工することによりボード、紙、かりゆしウエアー、粗ワックス、飼料などが試作されている。

 

copyright(c)2005 長寿の里研究会 All Right Reserved.